エネルギー計測の知識

1. スペクトルの種類:線と連続の違い

放射線が持つエネルギーの分布をグラフ化したものを「スペクトル」と呼ぶ。

「 $^{241}\text{Am}$ のα線は線スペクトルである」といった正誤問題が頻出!
また、リニアック治療装置のX線は連続スペクトルである点に注意。

2. 道具の性能:エネルギー分解能

エネルギーをどれだけ細かく見分けられるかを示す指標がエネルギー分解能である。

3. γ線スペクトルの「山」の読み解き方

γ線を測ると、検出器内で起きる相互作用光電効果コンプトン散乱など)によって、特徴的な「山(ピーク)」が現れる。

$^{60}\text{Co}$ の場合、1.17 MeV と 1.33 MeV の合計である 2.50 MeV付近 にサムピークが現れる!


4. 計算問題の急所:エネルギー校正

測定器の「チャネル番号」と「エネルギー値(keV)」を結びつける計算(274[69AM82])。

解き方のコツ: 「1チャネルあたり何keVか」を計算するだけ!

  1. 例:900 ch = 500 keV、1900 ch = 1000 keV の場合
  2. 差をとると 1000 ch の間に 500 keV の差があるので、1 ch = 0.5 keV。
  3. これを使えば、1300 ch のエネルギーは 700 keV と導き出せる。
解説を閉じて問題へ