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正常組織と腫瘍の放射線感受性(α/β) (過去12年/6問出題)

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🛡️ 正常組織と腫瘍の放射線感受性(α/β) のまとめ ▼

α/β値による分類 📊

  • α/β値が小さい(1 $\sim$ 3 Gy)
    • 晩期反応組織(脊髄、脳、腎、肺)
    • 1回線量の変化(分割線量)の影響を強く受ける
    • 分割照射によるSLD回復の効果が大きい
  • α/β値が大きい(~10 Gy)
    • 早期反応組織(粘膜、皮膚、骨髄、腸管)と 多くの腫瘍
    • 1回線量の変化に鈍感

国試で狙われる特例 💡

  • 前立腺癌:多くのがんは高 α/βだが、前立腺癌は低 α/βである特異な例
  • 筋肉のα/β:分裂をほとんどしないため筋肉は 1 $\sim$ 3 Gy と非常に低い
  • 脊髄:α/β 値が最も小さい代表例!(組織反応で最優先で守る組織)

※以下の国家試験問題・選択肢は学習支援を目的として引用しています。問題文および選択肢の著作権は厚生労働省に帰属します。解説・補足・分野分類・関連知識の整理は当サイトが独自に作成しています。

71PM67 【放射線生物学】
X 線治療における α/β 値が最も小さいのはどれか。
1.粘 膜
2.皮 膚
3.脊 髄
4.骨 髄
5.卵 巣
正解:3
脊髄は一度完成したら細胞の入れ替わりがほとんどない。ゆえに一撃αには耐えるし傷ついた時のSLD回復もできる。
68PM66 【放射線生物学】
X線に対する反応のα/βが最も小さいのはどれか。
1.脱毛
2.下痢
3.脊髄症
4.口内炎
5.湿性落屑
正解:3
「組織名」ではなく「症状(反応)」に変わっているけど同じ!
73PM66 【放射線生物学】
腫瘍のα/β が最も小さいのはどれか。
1.舌癌
2.声門癌
3.子宮頸癌
4.前立腺癌
5.非小細胞肺癌
正解:4
がんの中でも進行が非常にゆっくり「のんびり増殖する」タイプ
76PM69 【放射線生物学】
α/β 値が 1 ~ 3 Gy とされるのはどれか。
1.筋 肉
2.口腔粘膜
3.腸管上皮
4.リンパ球
5.小細胞肺癌
正解:1
筋肉は分裂をほとんどしない。超・安定組織。
78PM56 【放射線生物学】
α/β が低い組織の特徴で正しいのはどれか。
1.晩期障害を起こしやすい。
2.分裂の盛んな組織に多い。
3.線量率に対する感受性が低い。
4.放射線に対して早期反応を示す。
5.分割照射に対する反応性が小さい。
正解:1
α/βが低い組織の特徴
晩期反応組織: 脊髄、腎臓、肺などのように、被ばくから数ヶ月〜数年経ってから障害が現れる組織がこれに該当
1回線量に敏感: グラフの肩が大きく、1回あたりの線量を増やすと急激にダメージが大きくなる。
76AM66 【放射線生物学】
細胞と組織の放射線感受性で正しいのはどれか。
1.筋肉は肝臓より放射線感受性が高い。
2.放射線の晩期有害事象にはしきい値が存在する。
3.細胞の分化度が高いほど放射線感受性は高くなる。
4.治療可能比とは腫瘍致死線量を α/β 値で割ったものである。
5.肝臓では最大被ばく線量が晩期有害事象発生予測に最も強力な因子である。
正解:2
4.治療可能比=正常組織の耐容線量/腫瘍の致死線量