化学的・生化学的・生物学的過程

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🛡️ 化学的・生化学的・生物学的過程 のまとめ

ダメージのプロセスと要因 💥

  • 間接作用:フリーラジカル($\cdot\text{OH}$)による攻撃。X線ダメージの約2/3を占める
  • 直接作用:高LET放射線(α線、中性子線など)の得意技
  • 二本鎖切断(DSB):最も致命的で、細胞死に直結する深刻なDNA損傷
  • DNA損傷の危険度二本鎖切断 > 架橋 > 一本鎖切断 > 塩基損傷

細胞周期と回復 ⚙️

  • 放射線感受性ランキングM期(一番弱い)> G2期 > G1期 > S期後半(一番強い)
  • SLD回復:分割照射の間に起こる「軽い傷」からの回復
  • PLD回復:照射後の環境(低栄養・低酸素など)の影響で時間を稼ぐ修復

※以下の問題は学習支援を目的として掲載しています。

問題: 水の放射線分解で正しいのはどれか。(複数解)
正解: 245
問題: 分子に間接作用するのはどれか。2つ選べ 。
正解: 12

解説: 生体内の水の放射線分解によって生じたフリーラジカルが、DNA を攻撃することを間接作用と呼ぶ。
問題: 生体内において主に直接作用によって DNA を損傷させる放射線はどれか。 2 つ選べ。
正解: 15

解説: 直接作用は高LET放射線の得意技!
問題: 放射線による DNA 損傷で細胞の致死作用が最も高いのはどれか。
正解: 5

解説: 二本鎖切断はDNA の両方の鎖が近接した位置で同時に切断される損傷。一本鎖切断などに比べて、正しい修復が極めて困難であり、細胞致死に直結する最も重篤な損傷。
問題: 細胞周期で正しいのはどれか。
正解: 3

解説: 1.G1の次はS期
2.正常な成人の体細胞の多くは、分裂を休止している G0期(静止期)
4.G0期の細胞は代謝が穏やかで、分裂を行っていないため、一般に放射線感受性は低い(=放射線に強い)
5.ほとんどの細胞において、M期は最も短い