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細胞死と突然変異 (過去12年/7問出題)

📖 細胞死と突然変異の知識へ
🛡️ 細胞死と突然変異 のまとめ ▼

細胞死の形とタイミング ☠️

  • アポトーシス:プログラムされた死。核の断片化、アポトーシス小体形成(炎症なし)
  • ネクロシス:事故死(細胞壊死)。細胞内容物の流出と周囲の「炎症」が特徴
  • 分裂遅延:被ばく後最も早期に現れる変化(G2ブロック)
  • 増殖死:数回分裂を試みた後に死ぬ。放射線細胞死の主流
  • 間期死:分裂を待たずに死ぬ。リンパ球は例外的に低線量でも起こす

突然変異とDNA損傷 🧬

  • 突然変異:DNAの「つなぎ間違い」などによる遺伝情報の変化。一度起きると不可逆的(元に戻らない)
  • 二本鎖切断(DSB):細胞致死に直結する最も重篤な損傷!

※以下の国家試験問題・選択肢は学習支援を目的として引用しています。問題文および選択肢の著作権は厚生労働省に帰属します。解説・補足・分野分類・関連知識の整理は当サイトが独自に作成しています。

1.細胞死 (6問)

68AM66 【放射線生物学】
増殖中の細胞への放射線照射後、最も早期に生じるのはどれか。
1.間期死
2.増殖死
3.突然変異
4.分裂遅延
5.アポトーシス
正解:4
最も早期に現れる変化は分裂遅延!
71PM66 【放射線生物学】
分裂増殖している細胞集団に X 線を2Gy 照射した後、最も早期にみられる現象はどれか。
1.分裂死
2.再増殖
3.再酸素化
4.分裂遅延
5.細胞周期の再分布
正解:4
最も早期に現れる変化は分裂遅延!!!
69AM65 【放射線生物学】
アポトーシスを起こした細胞で生じる現象はどれか。2つ選べ。
1.核凝縮
2.細胞分裂
3.DNA複製
4.染色体分裂
5.細胞骨格の破壊
正解:15
2 (分裂) や 3 (複製) は生きた細胞が起こすもの!死の過程では起こらない!
73PM65 【放射線生物学】
アポトーシスで生じる特徴的な現象はどれか。
1.細胞内容物の流出
2.核クロマチンの凝縮
3.ミトコンドリアの膨化
4.DNAの不規則な断片化
5.細胞内タンパク質の分解
正解:2
核クロマチンの凝縮(核がギュッと固まる)
核の断片化・核凝縮(核がバラバラになる)
細胞骨格の破壊(形を保てなくなる)
アポトーシス小体の形成(ゴミ袋にまとめられる)4つ!
70AM65 【放射線生物学】
2 Gy のX線照射による細胞への影響で正しいのはどれか。
1.細胞死では分裂死が間期死より多い。
2.酸素が存在すると直接作用が増強する。
3.G2 期増殖停止は細胞死の前段階である。
4.フリーラジカルの生成は 24 時間以上持続する。
5.DNA 損傷は間接作用より直接作用で起こることが多い。
正解:1
2.酸素効果
3.増殖停止はPLD回復などの時間稼ぎ
4.発生してからDNAを攻撃して消えるまで、100万分の1秒とか、長くても1000分の1秒単位の世界。
5.X線(低LET)は間接作用がメイン
78AM56 【放射線生物学】
ある細胞をシャーレに1,200個ずつ分注し、様々な線量のα線を照射してからしばらく培養したところ、次の表の数のコロニーができた。このデータを使って作成した生存率のグラフで正しいのはどれか。縦軸は生存率、横軸は線量[Gy]を示す。
正解:5
LETが高いほど、密度高くエネルギーを落とすため、1回のヒットで細胞のDNAに修復不可能な致命的損傷を与えやすいため、生存曲線は直線に近づき、傾きが急になる。α線は高LET!

2.突然変異 (1問)

67PM66 【放射線生物学】
DNA の遺伝情報における不可逆的変化はどれか。
1.光修復
2.塩基損傷
3.突然変異
4.DNA 鎖切断
5.ミスマッチ修復
正解:3
DNAの傷を直すときに「つなぎ間違い」をしたり、文字を読み間違えたりして、設計図が書き換わってしまった状態
一度書き換わって「これが正しい情報だ」と細胞が思い込んでしまうと、もう元の正しい情報には戻せません。「不可逆的」