分割照射と4Rの知識

放射線治療で数回に分けて照射(分割照射)を行う際、細胞の中で起こる4つの重要な反応(すべて頭文字が R)を「4R」と呼ぶ!

1. 放射線生物学における4R 🔄

放射線を浴びた後、細胞側の状態は以下のように変化していく。

分割照射のメリット 💡
「回復」で正常組織を守りつつ、「再分布」と「再酸素化」によって腫瘍細胞が放射線に弱い状態になるのを待つため!

2. 特殊な分割法

ダメージがすぐ出る「早期反応 組織」と後から出る「晩期反応 組織」を見極めて分割法を変える!

  1. 多分割照射:1回線量を通常(約2Gy)より減らし(1.1〜1.2Gyなど)1日2回照射する手法
    (1回量を減らすと晩反応組織の回復が大きい)
  2. 加速分割照射:1回線量は変えず1日の回数を増やすなどして「全治療期間を短縮」する手法
    (「再増殖(加速再増殖)」を阻止)
  3. 寡分割照射:1回の線量を大きくして全体の回数を少なくする手法
    (α/β低い細胞を狙う!)
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