⚡️ 家庭用コンセントからX線管へ供給(現代の共振型インバータ方式)
💡 試験のためのわりきり(DC-DCコンバータ)
DC-DCコンバータ(チョッパ回路):直流から異なる電圧の直流への変換
主な役割:後段の変圧器(トランス)に供給する電圧を調整する(二次側の出力電圧を制御するため)
現状:近年の共振型インバータ方式では直接的なチョッパ回路は省略される傾向にある。
目的: チョッパ回路の最大の機能は「スイッチを高速でオン・オフすることで、入力電圧を削って好きな電圧に調整する」こと
$V_{out} = E \times \frac{T_{on}}{T_{on} + T_{off}}$
🌀 変圧器(トランス)の基礎
コンセントからの電圧を変換するための装置。
共通の鉄心に2本のコイル(一次側・二次側)を巻いた構造。
動作の仕組み
1. 一次側に電流を流すと鉄心を通って磁束(磁界)が発生(電磁誘導)
2. 二次側でその磁束をキャッチ
3. 二次側のコイルの巻き数が多いほど磁束をたくさんキャッチできて高電圧になる!
電圧:巻き数が多いと磁束(磁力)を拾うチャンスが増えるから電圧はあがる。(比例)
$ V_1 / V_2 = n_1 / n_2 $
電流:巻き数が多いと電圧が上がるけど、入ってきた電力($P=V \cdot I$)は変わらないので電圧が上がると電流は小さくなる。(反比例)
$ I_1 / I_2 = n_2 / n_1 $
📉 変圧器の損失
理想的な変圧器でのエネルギー損失はゼロ。しかし現実には以下の損失(ロス)が発生。
※ここで言う負荷は二次側で消費する電力の量
- 鉄損(無負荷損):鉄心内で発生する熱損失。負荷の大きさに無関係
① 一次側に交流を流すと磁界が発生
② 磁界の中にある鉄心に渦電流が流れる(電磁誘導)
③ 渦電流が鉄の中の電気抵抗とぶつかって熱になる(渦電流損)
④ 交流なので磁束(磁界)の向きが高速で反転するときの磁器的な抵抗で熱が発生(ヒステリシス損) - 銅損(負荷損):コイルの巻線抵抗によるジュール熱損失。負荷電流の2乗に比例して増大
① 電荷を運ぶコイル(銅線)には、どんなによくてもわずかな電気抵抗が存在する。
② 電流が流れるとわずかな電気抵抗によって熱が発生! - 効率最大化条件:鉄損 = 銅損の成立時に変圧器の効率が最大化
| 損失の種類 | 何に比例して増える? | どこで起きる? |
|---|---|---|
| 鉄損 | 磁束密度 $ B \propto V/f $ | 鉄心の中 |
| 銅損 | 電流の2乗(負荷に直結) | コイル(巻線)の中 |