※以下の国家試験問題・選択肢は学習支援を目的として引用しています。問題文および選択肢の著作権は厚生労働省に帰属します。解説・補足・分野分類・関連知識の整理は当サイトが独自に作成しています。
1.血流・負荷 (6問)
5. 運動負荷検査では軽度負荷から徐々に負荷を増す:トレッドミル等を用いた段階的負荷試験を行い、心筋の酸素需要を高めた状態で薬剤を投与します。
1. 投与量は 74〜111 MBq 程度です。2. 梗塞部位は血流がないため「欠損像」となります。4. H/M 比は交感神経(MIBG)の指標です。
1. アデノシン:強力な血管拡張作用により、運動の代わりに冠血流量を増加させ、血流予備能の低下(虚血)を顕在化させるために用いられます。
4. アセタゾラミドは脳血流負荷、2. フロセミドは利尿(腎機能負荷)に用います。

3. 前壁中隔の虚血:負荷時に心筋の血流不足(欠損像)が見られ、安静時にはその部位に血流が回復(充填像)するパターンは、その領域に「虚血」があることを示しています。画像上で前壁から中隔にかけての変化であれば本選択肢が正解となります。
2. 前壁:極座標表示(牛の目像)では、画像の上側が前壁 (Anterior)、下側が下壁 (Inferior)、中心方向が心尖部 (Apex) を表します。矢印が上を指していれば前壁です。
2. 99mTc-MIBI および 3. 99mTc-tetrofosmin:これらは心筋細胞のミトコンドリア内外の電位差等により、冠血流量に比例して集積し、長時間とどまるため心筋血流 SPECT に広く使用されます。
4. 99mTc-テトロホスミンは狭心症の診断に用いられる:心筋血流量を反映して集積する血流製剤です。正しい記述です。
1. 急性梗塞巣に集積するのは 99mTc-PYP です。3. MIBG は交感神経、5. BMIPP は脂肪酸代謝を評価します。
2.代謝・神経・解析 (7問)
4. 123I-BMIPP - 心筋脂肪酸代謝:脂肪酸の長鎖アナログであり、心筋の代謝異常を評価するために用いられます。正しい組み合わせです。
1. FDG は生存能力(糖代謝)、5. MIBG は交感神経機能の評価です。
1. 99mTc-tetrofosmin は虚血評価に用いる:心筋血流量に比例して集積するため、狭心症や梗塞による血流低下の評価に適しています。正しいです。
2. 梗塞巣に集積するのは 99mTc-PYP、4. MIBG は交感神経、5. BMIPP は脂肪酸代謝です。
4. 20 時間程度の絶食が必要である:正常心筋の主なエネルギー源である脂肪酸代謝を優位にし、ブドウ糖代謝(FDG取込み)を極限まで抑えるために、長時間の絶食(および高脂肪・低糖食)が必要です。正しいです。
5. 投与量は通常 185〜370 MBq 程度です。
2. 心筋血流量:SPECT の同期解析から得られるのは容量 (EDV, ESV) や駆出率 (EF)、壁運動などの心「機能」指標です。心筋「血流量 (mL/min/g)」などの絶対値を求めるには、動態解析(PET等)が必要です。
3. 小さな心臓では左室容量が過小評価となる:部分容積効果等により、左室内の小さな容積が実際よりも小さく見積もられる傾向があります。正しい記述です。
5. 分割数が少ないと時間分解能が不足し、最小容量である収縮末期を捉えられず「過大評価」となります。
4. 分割収集した画像を加算することで非同期の画像が得られる:1心拍を時相ごとに分けた全フレームを足し合わせれば、心臓の動きによるボケを含んだ通常の静止画像(非同期画像)と等価になります。正しい記述です。
5. 分割数が「少ない」と時間分解能が低下し、最小容量(収縮末期)を捉えきれず「過大評価」となります。
3. アップワードクリープ現象は安静時より運動負荷時に発生する:負荷直後の激しい呼吸が、撮像中に徐々に落ち着くことで心臓の位置が上方に移動する現象です。これにより再構成画像に歪みが生じます。
1. 乳房による減弱は「前壁」に起こりやすいです。