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泌尿生殖器 (過去11年/13問出題)

※以下の国家試験問題・選択肢は学習支援を目的として引用しています。問題文および選択肢の著作権は厚生労働省に帰属します。解説・補足・分野分類・関連知識の整理は当サイトが独自に作成しています。

1.静態・薬剤 (5問)

67PM31 【核医学検査技術学】
尿細管上皮細胞に摂取され腎の静態イメージングに用いられるのはどれか。
1.99mTc - MAG3
2.99mTc - DMSA
3.99mTc - DTPA
4.123I - OIH
5.¹³¹I - OIH
正解:2
腎静態イメージング製剤:
2. 99mTc-DMSA:近位尿細管上皮細胞に特異的に摂取され、長時間とどまる性質を持つため、腎臓の形態(形、欠損、大きさ)を詳しく調べる静態シンチグラフィの標準薬剤です。
68AM25 【核医学検査技術学】
腎臓の糸球体でろ過されるが、尿細管では分泌も再吸収もされない放射性医薬品はどれか。
1.99mTc - DMSA
2.99mTc - DTPA
3.99mTc - ECD
4.99mTc - MAG3
5.99mTc - MIBI
正解:2
糸球体濾別製剤の特性:
2. 99mTc-DTPA:分子量が小さく、腎臓の糸球体で 100% 濾過され、尿細管での分泌も再吸収もほとんど受けないため、糸球体濾過量 (GFR) の測定に適しています。
69PM33 【核医学検査技術学】
腎静態シンチグラフィで正しいのはどれか。
1.投与直後に撮影を行う。
2.99mTc - DMSA を使用する。
3.中エネルギーコリメータを使用する。
4.カプトプリルを用いた負荷試験が行われる。
5.投与した薬剤は糸球体から特異的に排泄される。
正解:2
腎静態シンチグラフィの特徴:
2. 99mTc-DMSA を使用する:腎皮質に固定され、排泄が遅いため、形態の詳細な観察が可能です。正しいです。
1. 腎への固着を待つため、通常投与 2〜3 時間後に撮影します。4. カプトプリル負荷は動態シンチで用いられます。
73AM28 【核医学検査技術学】
投与時間後の正常の腎シンチグラムを示す。使用された放射性医薬品で正しいのはどれか。
1.99mTcーHSA
2.99mTcーMAA
3.99mTcーMAG3
4.99mTcーDMSA
5.99mTcーDTPA
正解:4
腎シンチグラムの判別:
4. 99mTc-DMSA:投与数時間後に腎皮質(実質部)のみが明瞭に描出され、腎盂への排泄が少ないこの画像は、DMSA を用いた腎静態シンチグラフィの正常像です。
75PM28 【核医学検査技術学】
腎静態シンチグラフィで正しいのはどれか。
1.201TlCl が用いられる。
2.レノグラム解析が機能評価に有用である。
3.放射性医薬品投与約 3 時間後に撮影する。
4.腎移植ドナーのスクリーニング検査として用いられる。
5.腎集積はハイドロキシアパタイトへの化学的吸着である。
正解:3
腎静態シンチグラフィの実施:
3. 放射性医薬品投与約 3 時間後に撮影する:DMSA が腎皮質に十分に蓄積し、バックグラウンドが消失する時間を待ちます。正しいです。
2. レノグラム(動態曲線)は排泄型の薬剤 (MAG3, DTPA 等) を用いる動態シンチの解析手法です。

2.動態・レノグラム (6問)

67AM30 【核医学検査技術学】
レノグラム検査で行われる解析で正しいのはどれか。
1.腎臓からの排泄が速いほど T1/2 は高値になる。
2.分腎機能の算出では両側腎のデータを用いる。
3.プラナー像の解析では両側の側面像を用いる。
4.アデノシン負荷を併用する解析は水腎症の診断に有用である。
5.アセタゾラミド負荷を併用する解析は腎血管性高血圧の診断に有用である。
正解:2
レノグラム解析:
2. 分腎機能の算出では両側腎のデータを用いる:左右それぞれの腎臓領域 (ROI) のカウントを求め、全体の腎機能に対する左右の寄与率をパーセンテージで算出します。正しいです。
1. 排泄が速いほど T1/2(半減時間)は「短く(低値)」なります。
70PM33 【核医学検査技術学】
腎臓の核医学検査で正しいのはどれか。
1.99mTc - DMSA を用いる検査では利尿剤による負荷をかける。
2.99mTc - DTPA を用いる検査では腎血漿流量を算出する。
3.99mTc - DTPA を用いる検査では前処置として食事制限を行う。
4.99mTc - MAG3を用いる検査では前処置として水分摂取制限を行う。
5.99mTc - MAGを3用いる検査では排泄の指標としてTmaxを算出する。
正解:5
腎核医学検査の指標と前処置:
5. 99mTc-MAG3 を用いる検査では排泄の指標として Tmax を算出する:最高値到達時間 (Tmax) や半減時間 (T1/2) は、利尿剤負荷等と併せて尿路の通過障害を評価するために重要な指標です。正しいです。
2. 腎血漿流量 (ERPF) は MAG3、糸球体濾過量 (GFR) は DTPA が適しています。
74PM34 【核医学検査技術学】
腎臓の核医学検査で正しいのはどれか。
1.99mTc-DMSAを用いる検査では利尿剤による負荷をかける。
2.99mTc-DTPAを用いる検査では腎血漿流量を算出する。
3.99mTc-DTPAを用いる検査では前処置として食事制限を行う。
4.99mTc-MAG3を用いる検査では前処置として水分摂取制限を行う。
5.99mTc-MAG3を用いる検査では排泄の指標としてTmaxを算出する。
正解:5
腎臓核医学検査の指標:
5. 99mTc-MAG3 を用いる検査では排泄の指標として Tmax を算出する:投与から腎内の放射能量が最大になるまでの時間 (Tmax) は、腎の排泄能力や尿路通過性を評価する重要な因子です。正しい記述です。
72PM29 【核医学検査技術学】
腎動態シンチグラフィで正しいのはどれか。
1.99mTc - DTPA は尿細管から排泄される。
2.99mTc - DTPA ではレノグラム解析ができない。
3.99mTc - DTPA では移植腎の腎機能評価ができない。
4.99mTc - MAG3 では糸球体濾過率áGFRåを求めることができる。
5.99mTc - MAG3 では有効腎血漿流量áERPFåを求めることができる。
正解:5
腎動態シンチグラフィの定量性:
5. 99mTc-MAG3 では有効腎血漿流量 (ERPF) を求めることができる:MAG3 クリアランスを算出することで、腎臓への血漿流入量を推定できます。正しい組み合わせです。
1. DTPA は糸球体濾過により排泄されます。4. MAG3 は ERPF の指標です。
77PM18 【核医学検査技術学】
腎シンチグラフィで正しいのはどれか。
1.腎動態シンチグラフィでは分腎機能が評価できる。
2.99mTc-DMSA は腎尿細管から速やかに排泄される。
3.99mTc-MAG3 は腎静態シンチグラフィに用いられる。
4.腎静態シンチグラフィではカプトプリル負荷が行われる。
5.腎排泄機能障害の症例では腎動態シンチグラフィは禁忌である。
正解:1
腎シンチグラフィの評価:
1. 腎動態シンチグラフィでは分腎機能が評価できる:動態曲線(レノグラム)から、左右それぞれの腎臓が全腎機能の何%を担っているかを定量的に算出できます。正しいです。
2. DMSA は尿細管に固定され「排泄されません」。3. MAG3 は「動態」検査用です。
71PM28 【核医学検査技術学】
腎動態シンチグラフィで正しいのはどれか。
1.移植腎の評価に適さない。
2.検査前に食事制限を行う。
3.負荷検査ではアセタゾラミドを使用する。
4.放射性医薬品投与後約 30 分で撮影を開始する。
5.99mTc - MAG3は有効腎血漿流量の算出に適する。
正解:5
腎動態シンチグラフィ:
5. 99mTc-MAG3 は有効腎血漿流量 (ERPF) の算出に適する:尿細管分泌を受け排泄が早いため、動態解析により腎血流量(ERPF)を精度良く求めることができます。
3. 腎血管性高血圧の評価にはカプトプリル(ACE阻害薬)負荷を用います。

3.その他 (2問)

68PM33 【核医学検査技術学】
腎臓の核医学検査で正しいのはどれか。
1.腎動態シンチグラフィでは側面像で解析する。
2.99mTc-DTPAシンチグラフィでは腎血漿流量を算出できる。
3.99mTc-DMSAシンチグラフィは腎瘢痕の評価に有用である。
4.腎動態シンチグラフィの検査前に患者の水分摂取を制限する。
5.99mTc-DMSAシンチグラフィは腎機能が低下している患者には禁忌である。
正解:3
腎臓核医学の臨床:
3. 99mTc-DMSA シンチグラフィは腎瘢痕の評価に有用である:腎盂腎炎等による不可逆的な組織破壊部が集積欠損像として現れるため、瘢痕の範囲を正確に把握できます。正しいです。
1. 腎臓が背側に位置するため、通常は「背面像」を中心に解析します。
73AM30 【核医学検査技術学】
腎への集積が多いのはどれか。
1.67Gaークエン酸
2.99mTcーPMT
3.Na¹³¹I
4.¹³¹Iーアドステロール
5.201TlCl
正解:5
腎臓への生理的集積:
5. 201TlCl:心筋シンチ製剤として有名ですが、実は腎実質(尿細管細胞)に非常に高い生理的集積を示します。Na-K ポンプの活性が高い組織に多く取り込まれるためです。