🛡️ 脳神経 のまとめ
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※以下の国家試験問題・選択肢は学習支援を目的として引用しています。問題文および選択肢の著作権は厚生労働省に帰属します。解説・補足・分野分類・関連知識の整理は当サイトが独自に作成しています。
1.核種・血流 (7問)
1. 123I-BMIPP - 心筋脂肪酸代謝:正しいです。
2. 123I-IMP - 脳血流:脳血流測定の代表的な薬剤です。正しいです。
3. MIBG は交感神経、4. イオフルパンはトランスポータ、5. イオマゼニルは受容体です。
3. 123I-IMP の投与 15〜30 分後から撮影する:IMP は初回脳通過時に高い抽出率で脳に分布するため、投与後早期(15〜30分程度)に血流量をよく反映した画像が得られます。正しいです。
4. 脂溶性のため、正常な血液脳関門 (BBB) も通過します。
5. 99mTc-ECD は高血流域で血流量を過小評価する:ECD は血流が多い領域で脳への抽出が飽和しやすい(linear でなくなる)特性があるため、本来の血流増加分よりも低めに見積もられる傾向があります。正しい記述です。
3. イオフルパンは投与 3〜4 時間後に撮影します。4. HMPAO は非常に不安定で標識後速やかに使用が必要です。

1. 視床:脳の中心部、第3脳室の両側に位置する卵円形の構造で、脳血流 SPECT でも明瞭な陽性集積(左右対称)として描出されます。
4. 123I-イオフルパン:線条体(被殻と尾状核)に特異的な集積を示し、健常者では左右対称なカンマ状の「ダットスキャン」画像が得られます。画像の特徴から明らかです。
3. 被殻 および 5. 尾状核:これらは脳の線条体を構成する部位であり、ドパミントランスポータが高密度に存在するため、正常な状態では強い集積を認めます。

5. 18F-フルテメタモル:アルツハイマー病の診断に用いられるアミロイド PET 用製剤です。正常(陰性)例では大脳皮質には集積せず、白質のみに集積が見られる画像パターンを呈します。
2.定量・解析 (3問)
4. 99mTc-ECD SPECT で用いられる:脳への蓄積型の製剤である ECD を用い、非侵襲的に局所脳血流量を定量解析する手法として臨床で広く普及しています。
1, 2. 通常、煩雑な動脈採血を必要としない方法がとられます。
3. 脳の部位ごとに正常データベースと比較する:解剖学的標準化を行った後、ピクセル単位で正常群の平均・標準偏差と比較し、偏差(Zスコア)を算出します。正しいです。
4. 放射性医薬品ごとに異なる正常データベースを用いる:薬剤ごとに体内動態や正常分布が異なるため、それぞれ専用のデータベースが必要です。正しいです。
4. 部分容積効果により定量値は過小評価される:脳の灰白質は非常に薄いため、装置の空間分解能が不足していると周囲(髄液や白質)と混ざり合い、実際の血流値よりも低く計算されてしまいます。正しいです。
3. アセタゾラミド(ダイアモックス)負荷により脳血管が拡張するため、定量値は「上昇」します。
3.認知症・髄腔 (6問)
5. 早期の Alzheimer 型認知症では前頭葉の血流は保たれる:初期には後部帯状回や楔前部、頭頂葉の下部で血流低下が見られますが、前頭葉や一次運動野などは比較的後半まで機能が保持される特徴があります。
2. レビー小体型認知症では 123I-MIBG の心筋集積が著しく低下します。
4. 123I-イオフルパンは Lewy 小体型認知症の診断に用いられる:ドパミントランスポータ密度の低下を反映し、線条体への集積が顕著に低下します。正しいです。
5. Alzheimer 型認知症では 123I-MIBG の心臓集積が保たれる:Lewy 小体型では心筋への集積が初期から低下するため、これらは重要な鑑別点です。正しいです。
5. 后部帯状回:アルツハイマー病の初期段階では、楔前部や後部帯状回の血流量が特徴的に低下し、画像統計解析(VSRAD等)における重要な指標となります。
2. 経時的に複数回の撮影を行う:腰椎穿刺で投与した 111In-DTPA が髄液の流れに乗って脳槽、大脳へと上がっていく様子を評価するため、投与数時間から 24 時間後まで経時的に撮影します。
5. 膀胱の早期描出は、髄液の漏出を示唆する「脳脊髄液減少症」の所見です。

5. 脳脊髄腔内:投与部位から経時的に頭部方向(脳槽)へと放射能が拡がっていく画像パターンは、腰椎穿刺によって髄腔内に放射性医薬品を注入した際の典型的な所見です。
3. 111In-DTPA:腰椎穿刺によって脳脊髄液中に直接投与し、髄液の循環動態を調べる脳槽・脊髄腔シンチグラフィに用いられます。