📦 細胞の核と染色体
細胞 ➡ 核 ➡ 染色体(DNA + ヒストン) ➡ DNA
細胞の中心には核があり、その中には遺伝子の本体であるDNAが格納されている。
- 染色体(Chromosome):長いDNAが絡まないよう、コンパクトに折り畳まれた構造体。
- ヒストン:DNAが巻き付いている「糸巻き」のような役割を果たすタンパク質。
🧬 DNAの構成
- 構成要素:リン酸、糖(デオキシリボース)、塩基の3つの成分(ヌクレオチド)からなる。
- 塩基の種類:アデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン(T)の4種類。
- 二重らせん構造:2本のポリヌクレオチド鎖が対をなしてねじれた構造。
⚙️ DNAの2つの大きな役割
- 自身のコピーを作る(自己複製)
- 複製(Replication):元のDNAと全く同じものを2倍に増やすこと。細胞周期のS期(合成期)に行われる。
- タンパク質の設計図(情報の伝達)
DNAの情報をもとに、体を作るタンパク質を合成!この際、DNAは核の外へ出られないため、情報をコピーしたRNA(リボ核酸)が情報を運ぶ。
- 転写(Transcription):DNAの情報をRNAに写し取る。核内で行われる。
- 翻訳(Translation):RNAの情報をもとに、リボソームでタンパク質を組み立てる。
DNAが直接関わるのはどこまで?
- 複製(DNA ➡ DNA)と転写(DNA ➡ RNA)にはDNAが直接主役として関わる。
- 翻訳(RNA ➡ タンパク質)の主役はRNAとリボソームであり、DNAは直接関与しない。
⏳ 細胞周期とDNA量
- G1期(DNA合成準備期):分裂直後の準備期間。
- S期(DNA合成期):DNAの複製が行われる時期。
- G2期(分裂準備期):DNA合成が完了した時期。
- M期(分裂期):細胞分裂が行われる時期。
DNA量の変化
- 1細胞あたりのDNA量が2倍になるのは、複製が終わった後のG2期とM期である。