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呼吸器の疾患 (過去19年/10問出題)

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※以下の国家試験問題・選択肢は学習支援を目的として引用しています。問題文および選択肢の著作権は厚生労働省に帰属します。解説・補足・分野分類・関連知識の整理は当サイトが独自に作成しています。

1.肺血栓塞栓症 (4問)

68PM59 【基礎医学大要】
肺塞栓症と関係が深いのはどれか。
1.肺気腫
2.動脈硬化
3.心房細動
4.僧帽弁狭窄症
5.深部静脈血栓症
正解:5
深部静脈血栓症 (DVT):下肢などの深い場所にある静脈に血栓ができ、それが血流に乗って肺動脈を塞ぐのが肺塞栓症の主な原因(エコノミークラス症候群など)です。
64PM17 【基礎医学大要】
肺塞栓症の危険因子はどれか。
1.肺炎
2.貧血
3.心房細動
4.長期臥床
5.アスベスト曝露
正解:4
長期間ベッドで動かずにいると、下肢の血流が滞り(うっ滞)、血栓ができやすくなるため、肺塞栓症の重要な危険因子となります。
70AM59 【基礎医学大要】
肺血栓塞栓症の危険因子はどれか。
1.肺炎
2.心不全
3.心房細動
4.アスベスト曝露
5.大腿骨頭置換術後
正解:5
整形外科的な大きな手術、特に下肢の手術後は血栓ができやすく、肺血栓塞栓症のリスクが非常に高い状態となります。
73AM63 【基礎医学大要】
緊急CTで造影剤の使用が必要なのはどれか。
1.脳出血
2.肺炎
3.肺血栓塞栓症
4.腰椎圧迫骨折
5.尿路結石
正解:3
肺動脈内の血栓(欠損像)を明瞭に描出するためには、造影剤を急速注入して撮影する「造影 CT」が診断のゴールドスタンダードです。

2.その他の疾患 (6問)

64PM18 【基礎医学大要】
サルコイドーシスの発生頻度が最も高いのはどれか。
1.脳
2.甲状腺
3.肺
4.胃
5.腎臓
正解:3
サルコイドーシスは原因不明の肉芽腫性疾患ですが、両側肺門リンパ節腫脹 (BHL) や肺野の病変など、呼吸器系での発症頻度が最も高い疾患です。
66PM19 【基礎医学大要】
成人における無気肺の原因で頻度が高いのはどれか。
1.肺癌
2.心不全
3.気管支異物
4.気管支喘息
5.慢性閉塞性肺疾患
正解:1
気管支内腔を腫瘍が塞ぐことで、その末梢の空気が吸収されて肺が潰れる「閉塞性無気肺」が、成人では肺癌の重要なサインとなります。
67AM59 【基礎医学大要】
肺の容積が増加する疾患はどれか。
1.じん肺
2.肺水腫
3.肺線維症
4.気管支肺炎
5.慢性閉塞性肺疾患
正解:5
慢性閉塞性肺疾患 (COPD):肺胞壁が破壊されて肺の弾性が失われる(肺気腫)と、空気が吐き出しにくくなり、肺が過膨張して容積が増加します(樽状胸)。
72PM61 【基礎医学大要】
自然気胸の発症と最も関係が深いのはどれか。
1.無気肺
2.気管支炎
3.肺血栓塞栓症
4.気管支拡張症
5.気腫性嚢胞(ブラ)
正解:5
肺の表面にできた薄い空気の袋(ブラ)が破れ、胸膜腔に空気が漏れ出すことで気胸が発症します。気胸は背が高く、痩せ型の若い男性に多いのが特徴です。
69AM52 【基礎医学大要】
喫煙と関連が少ないのはどれか。
1.狭心症
2.歯周病
3.肺気腫
4.肺腺癌
5.慢性気管支炎
正解:4
肺癌のうち、扁平上皮癌や小細胞癌は喫煙との関連が非常に強いですが、腺癌は非喫煙者や女性にも多く、相対的に喫煙との関連が低いタイプです。
72AM59 【基礎医学大要】
肺真菌症の原因となるのはどれか。
1.結核菌
2.肺炎球菌
3.アスペルギルス
4.黄色ブドウ球菌
5.マイコプラズマ
正解:3
アスペルギルス:真菌(カビ)の一種で、肺に空洞がある場合などに増殖し、肺アスペルギルス症を引き起こします。
1. 結核菌、2. 肺炎球菌、4. 黄色ブドウ球菌は細菌、5. マイコプラズマは微生物の一種です。