縦隔の知識

縦隔とは、左右の肺の間に挟まれた胸部中央のスペース。重要な臓器が収められている。

📦 縦隔の境界と領域区分

縦隔は以下の構造物が境界になる!

解剖学的な分類では、上・前・中・後の4つの領域に分けられる。

縦隔の区分と主な構成物

  • 上縦隔:気管、大動脈弓、腕頭静脈、上大静脈など。
  • 前縦隔:胸腺(成人は脂肪化)、内胸動静脈。
  • 中縦隔心臓、心膜、気管分岐部、上行大動脈。
  • 後縦隔食道奇静脈、降下大動脈、胸管、交感神経幹。

🏥 縦隔腫瘍の好発部位

領域ごとに発生しやすい腫瘍の種類が異なり、画像上の位置関係が診断の重要な指標となる。

  • 前縦隔胸腺腫(縦隔腫瘍で最多)、奇形腫、胸内甲状腺腫。
  • 中縦隔:気管支嚢胞、悪性リンパ腫。
  • 後縦隔神経鞘腫(神経原性腫瘍)。脊髄神経に由来するため、脊柱に近い区画に好発する。
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