※以下の国家試験問題・選択肢は学習支援を目的として引用しています。問題文および選択肢の著作権は厚生労働省に帰属します。解説・補足・分野分類・関連知識の整理は当サイトが独自に作成しています。
1.口から胃まで! (4問)
口腔・食道の解剖と組織 💡
- 上皮の組織型:口腔、咽頭、食道は重層扁平上皮(摩擦に強い組織)
- 食道の膜構造:最外層に漿膜を持たず、外膜のみで覆われる
- 嚥下時の逆流防止:喉頭蓋(気管への誤嚥防止)、軟口蓋(鼻腔への逆流防止)
- 大唾液腺:耳下腺(最大)、顎下腺、舌下腺(最小)
- 食道の解剖:C6(環状軟骨下縁)で開始し、Th10(食道裂孔)を通過する
1. 耳下腺:唾液腺の中で最大で耳の前下方に位置
2. 顎下腺:下顎角(エラ)の内側にある顎下三角に位置
3. 舌下腺:大唾液腺の中で最小、口腔底の粘膜下(舌の下)に位置
4. 軟口蓋:上へ持ち上がることで鼻咽頭(鼻への通り道)を塞ぎ、鼻への逆流を防ぎます。
2.胃! (11問)
胃の構造と分泌細胞 💥
- 粘膜上皮:単層円柱上皮(吸収・分泌に適した組織)
- 固有筋層:内斜・中輪・外縦の3層構造(他の消化管は通常2層)
- 壁細胞:塩酸(強酸性 pH1.0〜2.0)、内因子(ビタミンB12吸収に関与)
- 主細胞:ペプシノーゲン(胃酸により活性型のペプシンへ変化)
- G細胞(幽門部):ガストリン(胃酸分泌を強力に促進するホルモン)
2. リパーゼ:胃液にも少量の胃リパーゼが含まれ、脂肪の分解に関与します。
※アミラーゼは唾液・膵液、トリプシンは膵液です。
3.胃より下! (4問)
小腸・大腸の構造と分類 💡
- 十二指腸(下行脚):ファーター乳頭に総胆管と主膵管が開口する
- 回腸の特徴:パイエル板(免疫組織)、メッケル憩室(卵黄管の遺残)の存在
- 大腸の3特徴:結腸ヒモ、ハストラ(結腸膨起)、腹膜垂(小腸にはない)
- 後腹膜に固定:十二指腸(球部以外)、上行結腸、下行結腸
- 腹腔内に位置:空腸、回腸、横行結腸、S状結腸