‹

筋肉 (過去19年/16問出題)

📖 筋肉の知識へ

※以下の国家試験問題・選択肢は学習支援を目的として引用しています。問題文および選択肢の著作権は厚生労働省に帰属します。解説・補足・分野分類・関連知識の整理は当サイトが独自に作成しています。

1.種類 (4問)

筋肉の分類と構造
- 骨格筋:横紋筋 + 随意筋。
- 心筋:横紋筋 + 不随意筋(自律神経支配)。
- 平滑筋:横紋なし + 不随意筋。内臓や血管に分布。
- 筋原線維:アクチンとミオシンで構成される。

74AM50 【基礎医学大要】
骨格筋でないのはどれか。
1.心筋
2.僧帽筋
3.大殿筋
4.胸鎖乳突筋
5.上腕二頭筋
正解:1
骨格筋は自分で動かせる筋肉(随意筋)
心臓自分で動かせる?
72AM64 【基礎医学大要】
横紋筋組織が存在するのはどれか。
1.胃
2.気管
3.虹彩
4.子宮
5.心臓
正解:5
横紋筋は自分で動かせる筋肉と心臓の筋肉
76PM60 【基礎医学大要】
筋組織が横紋筋であるのはどれか。2つ選べ。
1.咬筋
2.子宮
3.小腸
4.心臓
5.動脈
正解:14
咬筋:名前の通り顎を動かすための骨格筋
72AM58 【基礎医学大要】
筋原線維を構成するのはどれか。2つ選べ。
1.アクチン
2.ケラチン
3.ミエリン
4.ミオシン
5.ハイドロキシアパタイト
正解:14
アクチン.ミオシン:筋肉の収縮単位である「筋節(サルコメア)」を構成する主要なタンパク質
ケラチン:皮膚、髪、爪の主成分
ミエリン:神経細胞の軸索を覆う「絶縁体(髄鞘)」
ハイドロキシアパタイト:骨や歯の主成分

2.呼吸筋 (3問)

呼吸のメカニズム
- 吸気:横隔膜(収縮して下降)、外肋間筋。
- 呼気:内肋間筋。
- 腹式呼吸:横隔膜が主役。
- 吸気時の胸腔内圧:容積が増えて陰圧(マイナス圧)になる。

67AM52 【基礎医学大要】
腹式呼吸に用いる主な筋肉はどれか。
1.横隔膜
2.大胸筋
3.腹斜筋
4.腹直筋
5.肋間筋
正解:1
腹式呼吸では主気筋である横隔膜が大きく上下に動くことで、胸腔内の容積を変化させ、肺の換気を行います。
76PM58 【基礎医学大要】
呼吸運動に寄与する筋肉はどれか。2つ選べ。
1.横隔膜
2.三角筋
3.梨状筋
4.肋間筋
5.内閉鎖筋
正解:14
2, 3, 5 は足や肩を動かす筋肉です。
78PM50 【基礎医学大要】
吸気時の変化について誤っているのはどれか。
1.胸郭が拡大する。
2.横隔膜が収縮する。
3.外肋間筋が収縮する。
4.胸骨下角が拡大する。
5.胸腔内圧が陽圧となる。
正解:5
筋肉(横隔膜や外肋間筋)が収縮して胸郭が広がると、胸腔内の容積が増えます。物理の法則(ボイルの法則)により、容積が増えると圧力は下がるため、胸腔内圧はさらに低い「陰圧(マイナス圧)」になります。この陰圧によって肺が膨らみ、空気が流れ込みます。

3.肩関節 (3問)

  • 回旋腱板(ローテーターカフ):棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つ。
    • 腱板損傷:最も頻度が高いのは棘上筋である。
66PM8 【基礎医学大要】
肩関節の運動に関与しないのはどれか。
1.回外筋
2.棘上筋
3.広背筋
4.三角筋
5.大円筋
正解:1
肩の回旋筋腱板4つ!
1. 棘上筋 :腕を横に上げる(外転)の始動
2. 棘下筋 :腕を外側にひねる(外旋)
3. 小円筋 :腕を外側にひねる(外旋)
4. 肩甲下筋 :腕を内側にひねる(内旋)
78AM46 【基礎医学大要】
肩関節の腱板を構成する構造で誤っているのはどれか。
1.棘上筋腱
2.棘下筋腱
3.小円筋腱
4.肩甲下筋腱
5.上腕二頭筋長頭腱
正解:5
肩の回旋筋腱板4つ!
1. 棘上筋 :腕を横に上げる(外転)の始動
2. 棘下筋 :腕を外側にひねる(外旋)
3. 小円筋 :腕を外側にひねる(外旋)
4. 肩甲下筋 :腕を内側にひねる(内旋)
73PM60 【基礎医学大要】
肩関節の回旋腱板の筋のうち腱板損傷をきたすのはどれか。
1.棘上筋
2.三角筋
3.大円筋
4.大胸筋
5.烏口腕筋
正解:1
回旋腱板を構成する 4 つの筋肉(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の中で、最も損傷を受けやすいのが棘上筋

4.眼球運動 (2問)

  • 外側直筋:眼球を外側(耳側)へ動かす(外転)。
    • 眼輪筋:まぶたを閉じる筋肉(顔面神経支配)。
    • 下斜筋・上直筋:眼球運動に関与する。
72PM53 【基礎医学大要】
眼球運動に関係すのはどれか。
1.眼輪筋
2.外側広筋
3.内側広筋
4.下斜筋
5.上頭斜筋
正解:4
眼輪筋はまぶたを閉じる筋
上頭斜筋という名前の筋は存在しません。
67AM57 【基礎医学大要】
眼球を外転させる筋肉はどれか。
1.眼輪筋
2.上直筋
3.下直筋
4.内側直筋
5.外側直筋
正解:5
眼球を外側(耳側)に向ける「外転」を主に行う筋肉です。外転神経によって支配されています。

5.名前と部位 (3問)

  • 頸部:胸鎖乳突筋。
    • 下腿(ふくらはぎ):腓腹筋、ヒラメ筋。
    • 大腿:縫工筋、大殿筋、大内転筋、半腱様筋。
    • 咀嚼筋:咬筋、側頭筋、内側・外側翼突筋。
    • アブミ骨筋:耳の中にある最小の筋肉。
75AM51 【基礎医学大要】
頸部にある筋肉はどれか。
1.前鋸筋
2.腓腹筋
3.円回内筋
4.外側広筋
5.胸鎖乳突筋
正解:5
1. 前鋸筋は胸脇
2. 腓腹筋はふくらはぎ
3. 円回内筋は前腕
4. 外側広筋は大腿
68AM53 【基礎医学大要】
咀嚼に関わるのはどれか。
1.下直筋
2.頸長筋
3.僧帽筋
4.アブミ骨筋
5.内側翼突筋
正解:5
咀嚼筋(咬筋、側頭筋、内側・外側翼突筋):下顎を引き上げたり横に動かしたりする
アブミ骨筋は耳の中の筋です。
69PM53 【基礎医学大要】
下腿の筋肉はどれか。2つ選べ。
1.腓腹筋
2.縫工筋
3.大内転筋
4.半腱様筋
5.ヒラメ筋
正解:15
2. 縫工筋、3. 大内転筋、4. 半腱様筋はいずれも大腿部の筋肉です。

6.他 (1問)

  • CK(クレアチンキナーゼ):筋疾患(筋ジストロフィー等)のスクリーニング指標。損傷時に血中で上昇する。
71PM55 【基礎医学大要】
血液生化学検査で筋疾患のスクリーニングに用いられるのはどれか。
1.ビタミンD
2.カルシトニン
3.副甲状腺ホルモン
4.クレアチンキナーゼ
5.アルカリフォスファターゼ
正解:4
クレアチンキナーゼ (CK/CPK):骨格筋や心筋に多く含まれる成分で、筋肉が損傷・破壊されると血中に流れ出します。筋ジストロフィーや多発性筋炎などのスクリーニングに必須の検査項目です。