女性生殖器の解剖(💡位置関係と構造)
- 卵巣(らんそう): 左右1対。卵子の産生と女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の分泌。
- 卵管(らんかん): 卵子を子宮へ運ぶ管。先端の卵管采で卵子をキャッチ。
- 子宮(しきゅう): 膀胱の背側(後ろ)、直腸の腹側(前)に位置。前傾前屈の姿勢。
- 膣(ちつ): 子宮頸部から外陰部へと続く管。
受精の場所 🐣
卵子と精子が出会い、受精が起こるのは「子宮」ではなく卵管(特に卵管膨大部)!その後、数日かけて子宮へ移動し着床。
子宮の壁構造
- 子宮内膜: 最内層の粘膜。性周期に伴い増殖・剥離(月経)を繰り返す層。
- 子宮筋層: 中間の厚い平滑筋層。強力な収縮力を持ち、分娩時に重要な役割を担当。
- 子宮外膜(漿膜): 最外層。腹膜の一部である漿膜によって覆われている。
性周期とホルモン調節 🚀
- 卵胞刺激ホルモン(FSH): 卵胞の発育を促進。
- 黄体形成ホルモン(LH): 排卵を誘発。
- エストロゲン(卵胞ホルモン): 子宮内膜を増殖。女性の二次性徴も担当。
- プロゲステロン(黄体ホルモン): 黄体から分泌。内膜を整え、受精卵の着床を準備。基礎体温を上昇させる働き!
正常月経周期の順序
月経 → 卵胞期 → 排卵 → 黄体期 → 月経
(※ 28日周期の場合、排卵は開始から約14日目。排卵を境に低温期から高温期へ移行!)
主要疾患の基礎知識 💥
- 子宮の疾患
- 子宮筋腫: 子宮の平滑筋から発生する良性腫瘍。婦人科疾患の中で極めて頻度が高い!
- 子宮頸がん: 子宮の入り口(頸部)に発生。ヒトパピローマウイルス(HPV)感染が主因。
- 子宮体がん: 子宮の奥(体部)の内膜から発生。エストロゲンの長期刺激が関与。
- 卵巣の疾患
- 卵巣腫瘍(皮様嚢腫): 成熟嚢胞性奇形腫。内部に脂肪・毛髪・歯など、様々な組織を含むのが特徴。
- 卵巣がん: 腹腔内に癌細胞がこぼれ落ちる腹膜播種(はしゅ)を起こしやすい。