🧬 筋組織の分類(超重要)
筋肉は、その構造(横紋の有無)と、自分の意思で動かせるか(随意性)によって3つに分類される。

- 骨格筋:横紋筋 + 随意筋(体性神経支配)。全身の骨格に付着。
- 心筋:横紋筋 + 不随意筋(自律神経支配)。心臓の壁。
- 平滑筋:横紋なし + 不随意筋(自律神経支配)。胃、腸、血管、気管など内臓に分布。
🔬 筋肉の微細構造と収縮メカニズム
- 構造の階層:筋肉(器官) ➡ 筋線維(細胞) ➡ 筋原線維 ➡ 筋フィラメント(蛋白質)
- ※筋線維は数百個の核を持つ「多核細胞」である。
- 構成タンパク質:太いミオシンフィラメントと細いアクチンフィラメント。
- 滑り込み理論(Sliding theory):アクチンがミオシンの間に滑り込むことで筋肉が短くなる。
- 必要なもの:収縮のスイッチを入れるのは $\text{Ca}^{2+}$ (カルシウムイオン)であり、エネルギー源として ATP が必須!
🔋 筋肉のエネルギー代謝と役割
- 熱の産生:筋肉が消費するエネルギーの約45%が収縮に、約55%が熱となる。全身の体熱の約85%は筋肉で産生される。
- ATPの供給源:筋細胞内のクレアチンリン酸、グリコーゲン、ブドウ糖などから供給される。
- 臨床指標(CK):筋肉が損傷すると、細胞内のクレアチンキナーゼ(CK)が血中に漏れ出す。筋疾患のスクリーニングに用いられる。
🏋️ 試験に出る特定部位の筋肉
- 呼吸に関わる筋(呼吸筋)
- 吸気(息を吸う):横隔膜(腹式呼吸の主役)と外肋間筋が収縮する。
- 呼気(息を吐く):内肋間筋などが働く。
- 補助呼吸筋:胸鎖乳突筋など。
- 肩関節と回旋腱板(ローテーターカフ):肩の安定を保つ4つの筋肉。
- 構成:棘上筋(最も損傷しやすい)、棘下筋、小円筋、肩甲下筋。
- 眼球運動に関わる筋
- 外側直筋:眼球を外転させる。
- 眼輪筋:まぶたを閉じる。
- 咀嚼筋(4つ):咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋。

⚙️ 筋肉の補助装置
- 腱(Tendon):筋肉の両端にある強靭な結合組織。骨に付着する。
- 滑液包・腱鞘:摩擦を軽減するためのクッションやサヤ。