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複合問題 (過去12年/5問出題)

※以下の国家試験問題・選択肢は学習支援を目的として引用しています。問題文および選択肢の著作権は厚生労働省に帰属します。解説・補足・分野分類・関連知識の整理は当サイトが独自に作成しています。

77AM79 【X線撮影機器学】
X 線管装置の動作特性で正しいのはどれか。
1.管電流は電極間距離の 2 乗に比例する。
2.ヒール効果はターゲット角度に影響しない。
3.実焦点の熱電子密度は正焦点、副焦点とも均等である。
4.ブルーミング現象は管電流条件で実効焦点寸法に影響する。
5.焦点近傍から発生した焦点外 X 線の強度は遠方に比べ強い。
正解:4
4. ブルーミング現象とは、管電流が増加して電子同士の反発(空間電荷効果)が強くなることで電子線束が広がり、実効焦点寸法が大きくなる現象

1. 管電流は電極間距離の2乗に反比例する
2. ターゲット角度が小さいほど陽極側の自己吸収が大きくなり、ヒール効果は強くなる。
3. 集束電極の影響により電子密度は偏るため、正焦点と副焦点で均等にはならない。
5. 焦点外X線は焦点近傍ほど強いとはいえない。
78AM73 【X線撮影機器学】
X線管装置で誤っているのはどれか。
1.放射口はX線を通過させる開口部である。
2.焦点外X線は実焦点外から放射されるX線である。
3.ターゲット角は実焦点面と基準軸となす角である。
4.実焦点は加速粒子が当たるターゲットの表面部分である。
5.総ろ過はX線が透過する部分の取り外しできない物質による線質等価ろ過である。
正解:5
5. 総ろ過とは、
固有ろ過(X線管・放射口など取り外せないろ過)
付加ろ過(Alフィルタなど後から追加するろ過)
を合わせたものをいう。
72PM7 【診療画像機器学】
X 線管装置について正しいのはどれか。
1.実効焦点面積は実焦点面積より大きい。
2.長時間許容負荷は焦点面の温度で制限される。
3.焦点外 X 線の線質は焦点近傍で最も硬質である。
4.実焦点の大きさは低電圧で大電流ほど小さくなる。
5.X 線強度分布は陽極側に比べて陰極側の方が大きい。
正解:5
5.ヒール効果により陽極側では自己吸収が起こるため、陰極側の方がX線強度は大きい。

1. 実効焦点は実焦点より小さく見える。
2. 長時間許容負荷は焦点面の温度ではなく、陽極全体の蓄熱量や冷却能力によって制限される。
3. 焦点外X線は電子が焦点以外へ衝突して発生するため、線質は場所によって一定ではない。
4. 低電圧・大電流ではブルーミング現象が起こりやすく、実焦点は小さくならず大きくなる。
73PM6 【診療画像機器学】
X線管のX 線強度について正しいのはどれか。
1.X 線強度は陰極方向ほど低下する。
2.管電圧が低いほど焦点外X 線は多くなる。
3.X 線診断領域では透過形ターゲットが主に用いられる。
4.X 線放射口にフィルタを付加するとX 線強度の均等性が向上する。
5.ターゲット角度を小さくするとX線撮影の利用可能な放射角度が大きくなる。
正解:4
4. 放射口にフィルタを付加すると低エネルギーX線(軟X線)が除去される。

1. ヒール効果では陽極側でX線強度が低下する。
2. 焦点外X線は管電圧の高低によって増減するものではなく、電子が実焦点以外へ衝突することで発生
3. 診断用X線管では反射形ターゲットが主に用いられる。透過形ターゲットはマイクロフォーカスX線管など特殊用途で用いられる。
5. ターゲット角度を小さくすると利用可能な放射角度は小さくなる。そのため、大きな照射野は得られにくくなる。
77AM75 【X線撮影機器学】
X 線管装置で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.線質は陽極側に比べ陰極側で軟線が多い。
2.短時間許容負荷は焦点寸法に依存しない。
3.陰極エミッション特性は管電流の特性を表す。
4.ヒートユニットは許容負荷を表す単位である。
5.漏れ放射線は放射口を透過する電離放射線である。
正解:13
1. ヒール効果により、陽極側では低エネルギーX線が自己吸収される。
3. 陰極エミッション特性とは、フィラメントから放出される熱電子と管電流との関係を示した特性。

2. 焦点寸法が大きいほど熱を広い範囲へ分散できるため、短時間許容負荷は大きくなる。
4. ヒートユニット(HU)はX線管に蓄積される熱負荷を表す単位
5. 漏れ放射線とは、放射口以外からX線管容器を透過して漏れる放射線。