第67回 午前(AM)

※以下の問題は学習支援を目的として掲載しています。

問題: 核種群について正しいのはどれか。
正解: 5

解説: 核種の分類定義:
5. 核異性体は原子番号と質量数が同一で、核のエネルギー準位が異なる:核外へガンマ線を放出してより安定な状態へ移る「核異性体転移 (IT)」を起こす核種のことです(例:99mTc)。
問題: ヨウ素の同位体で誤っているのはどれか。
正解: 2

解説: ヨウ素 (I) の同位体(誤り):
2. 誤り:129I は半減期が約 1570 万年と非常に長く、環境モニタリング等の対象になりますが、PET(ポジトロン断層撮影)には用いられません。PET 用のヨウ素核種としては 124I が知られています。
問題: <sup>¹⁴⁰</sup>Ba-<sup>¹⁴⁰</sup>Laから <sup>¹⁴⁰</sup>Laの無担体分離で誤っているのはどれか。
正解: 4

解説: 放射化学的分離 (140Ba/140La)(誤り):
4. 誤り:無担体 (Carrier-free) 分離において、目的核種である 140La をスカベンジャとして加えることはありません。スカベンジャは「不要な不純物」を沈殿させて除くためのものであり、目的核種の担体を加えると無担体ではなくなってしまいます。
問題: 放射性核種の分離法で正しいのはどれか。
正解: 1

解説: 分離法の物理的原理:
1. 蒸留法は試料の揮発性(沸点)の差を利用する:気体になりやすい成分を熱して分離し、再び冷却して回収する手法です。2 は電界中の移動速度、3 は分配係数やイオン交換能力を利用します。
問題: X線管装置で正しいのはどれか。
正解: 5

解説: 短時間許容負荷の理論:
5. 同一の実効焦点ではターゲット角度が小さいほど短時間許容負荷は大きい:ターゲット角度を小さくすると、同じ実効(見かけの)焦点サイズに対して「実焦点(実際の加熱面)」を広く取れるため、熱への耐性が上がります(線焦点の原理)。