第68回 午前(AM)

※以下の問題は学習支援を目的として掲載しています。

問題: 原子番号がZ、質量数がAの核種について、放射性壊変の形式と壊変によるZとA の変化との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
正解: 23

解説: 放射性壊変と原子番号の変化(2つ選べ):
2. β+ 壊変 ー Z-1, A:陽子が中性子に変わり陽電子を出すため、原子番号 Z が 1 減ります。
3. β- 壊変 ー Z+1, A:中性子が陽子に変わり電子を出すため、原子番号 Z が 1 増えます。A はどちらも変化しません。
問題: <sup>99</sup>Mo - <sup>99m</sup>Tc ジェネレータで正しいのはどれか。2つ選べ。
正解: 45

解説: ジェネレータの放射平衡(2つ選べ):
4. ジェネレータ内で娘核種の放射能は極大値を示す:ミルキング後、娘核種が蓄積して極大に達し、その後親核種とともに減衰します。
5. 放射平衡に達すると親核種と娘核種の放射能比は一定となる:過渡平衡の特徴であり、娘の放射能は親の放射能の約 1.1 倍で推移します。1 は過渡平衡、2 は 99mTc が溶出します。
問題: 放射化学分離で正しいのはどれか。
正解: 5

解説: 放射化学分離の用語:
5. 共沈法では目的放射性核種に類似する化学的性質の非同位体担体を用いる:超微量の放射性核種を、性質の似た大量の沈殿物と一緒に抱き込ませて分離する重要な手法です。4 は比放射能 (Bq/g) なので単位質量当たりです。
問題: PET 薬剤の合成で正しいのはどれか。
正解: 4

解説: PET 薬剤合成の鉄則:
4. 標識合成は短時間で効率良く行わなければならない:11C (20 分) や 15O (2 分) などの PET 核種は極めて半減期が短いため、合成に時間をかけると薬剤の放射能が消失してしまいます。迅速かつ全自動化された合成が必須です。
問題: インバータ式X 線装置で正しいのはどれか。2つ選べ。
正解: 23

解説: インバータ式装置の長所(2つ選べ):
2. 電源周期と無関係に X 線を発生および遮断することができる:商用電源の 50/60 Hz に縛られないため、ミリ秒単位の非常に正確な短時間撮影が可能です。
3. 直列共振回路で流れる電流は共振周波数をピークとした山形となる:共振現象を利用することで、スイッチング時の損失を極限まで減らしています。