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線量計測:空間線量分布 (過去12年/7問出題)

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🛡️ 線量計測:空間線量分布 のまとめ ▼

PDD曲線の特徴と測定 💡

ラジオクロミックフィルム 💥

  • 空間分解能が最も優れている検出器である。
  • 現像処理は不要だが、線量を直接読み取ることはできない(専用スキャナが必要)。
  • 読み取り方向の依存性があるため、スキャン時の向きに注意が必要。

※以下の国家試験問題・選択肢は学習支援を目的として引用しています。問題文および選択肢の著作権は厚生労働省に帰属します。解説・補足・分野分類・関連知識の整理は当サイトが独自に作成しています。

76AM82 【放射線計測学】
電子線照射で電離箱を水槽内のビーム軸上を移動させて得られる測定値のみから算出されるのはどれか。
1.出力係数
2.軸外線量比
3.深部線量百分率
4.深部電離量百分率
5.コリメータ散乱係数
正解:4
電離箱で得られる生(なま)のデータは、空気の「電離(イオンの数)」を測ったもの
78PM72 【放射線計測学】
各種放射線における水中での深部量百分率の模式図を示す。正しい組合せはどれか。
1.ア ————— 電子線
2.イ ————— 陽子線
3.ウ ————— X 線
4.エ ————— 中性子線
5.オ ————— 炭素線
正解:5
アーX 線(高エネルギー光子線): 表面から少し深いところで最大、その後はなだらかに減衰!

イー中性子線:X 線と似ているけど、表面(深さ 0)が最大で、指数関数的にストンと落ちていく

ウー電子線:浅いところで最大になり、ある程度の深さで急激にゼロに近づく

エー陽子線:ブラッグピークを持つ!

オー炭素線(重粒子線):陽子線と同じくブラッグピークを持つけど、陽子線よりもさらに鋭いピークになる!
77PM71 【放射線計測学】
高エネルギー X 線の深部量百分率曲線の図を示す。正しいのはどれか。ただし、照射野は全て等しいものとする。
1
2
3
4
5
正解:4
エネルギーが高くなるほど、二次電子がより深くへ飛んでいくため、線量が最大になる深さ($d_{max}$)は「深く」なります。
70AM82 【放射線計測学】
高エネルギー電子線における水の深さと深部量百分率の関係を図に示す。電子線のエネルギー[MeV]に最も近いのはどれか。ただし、水の質量阻止能は 1.9 MeV・cm2・g-1 とする。
1.10
2.12
3.14
4.16
5.18
正解:4
$$E = 2.33 \times 8 = 18.64 \text{ MeV}$$
73AM81 【放射線計測学】
空間分解能が最も優れているのはどれか。
1.蛍光ガラス素子
2.ファーマ形電離箱
3.平行平板形電離箱
4.熱ルミネセンス素子
5.ラジオクロミックフィルム
正解:5
フィルムは「点」ではなく「面」で測る検出器です。厚みが非常に薄く(数百 $\mu\text{m}$ 程度)、かつデジタルスキャナで読み取る際の画素(ピクセル)単位で評価できます。
75AM82 【放射線計測学】
ラジオクロミックフィルムで正しいのはどれか。
1.温度依存はない。
2.感度不均一はない。
3.明室で使用できない。
4.照射後の濃度上昇はない。
5.線量は直接読み取れない。
正解:5
1.照射時の温度が高いほど、化学反応が進みやすく、発色が強くなる傾向があります。
2.製造段階でフィルム内の感光層の厚みがわずかに違うため、同じ線量を当てても場所によって微妙に発色が異なることがあります。
3.可視光線にはほとんど反応せず、主に放射線や紫外線に反応するように作られています。暗室や現像液は不要です。
4.放射線を当て終わった後も、内部の化学反応(重合反応)がゆっくりと進みます。
73AM82 【放射線計測学】
X 線フィルム<ラジオグラフィックフィルム>に対するラジオクロミックフィルムの特徴で正しいのはどれか。
1.水中利用はできない。
2.反応は温度依存がない。
3.照射後の濃度上昇はない。
4.エネルギー依存性が大きい。
5.読み取り方向の依存性がある。
正解:5
1.水中(水ファントム内)で直接使うことができます。
4.エネルギー依存性は非常に小さいです。