放射線検出器の構造と特性:その他の原理の知識

0. 放射線検出の「共通の目的」

全ての放射線検出器の共通の仕事は、「放射線が物質に与えた物理的な変化(電離励起)を、電気や光の信号として取り出すこと」

🚀 今回のテーマ: 電離励起以外の「傷跡」「熱」「核反応」などを利用して放射線を捉える特殊な仕組み。


1. 飛跡(ひせき)を利用する:固体飛跡検出器

放射線がプラスチックなどの物質を通り抜けるとき、その軌跡に沿って原子レベルの傷跡(潜像)を残す。

2. 熱を直接測る:熱量計(カロリメータ)

放射線のエネルギーが物質に吸収されると、最終的にすべて「熱」に変わる。この温度上昇を精密に測ることで、吸収線量を算出する。

3. 中性子を「化けさせて」測る:中性子検出器

中性子は電気を持っていないため、直接「電離」を起こせない。


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