大線量被ばくによる死

📖 大線量被ばくによる死の知識へ
🛡️ 大線量被ばくによる死 のまとめ

死因の線量ランキング(しきい値の低い順) ☠️

  • 骨髄死:数 Gy $\sim$ 10 Gy程度(数ヶ月以内に死亡)
  • 腸管死:10 $\sim$ 20 Gy程度 (数日$\sim$十数日で死亡)
  • 中枢神経死:数十 $\sim$ 100 Gy以上 (即日$\sim$数日で死亡)

各死因の特徴 💡

  • 骨髄死:造血機能不全による「感染症」と「出血」が原因
  • 腸管死:小腸粘膜吸収細胞の死滅による「下痢」「脱水」「感染症」が原因
  • 放射線宿酔:被ばく直後の嘔吐や倦怠感。意識消失があるなど超高線量では致死的
  • 半致死線量(LD50/30):30日以内に生存率が50%になる線量(人間は約 3 $\sim$ 5 Gy)

※以下の問題は学習支援を目的として掲載しています。

問題: 放射線被ばくによるヒトの死亡原因で被ばく線量が高い順に並んでいるのはどれか。
正解: 5

解説: 中枢神経死(数十〜100 Gy 以上)、腸管死(10 〜 20 Gy 程度)、骨髄死(数 Gy 程度)という順序
問題: 大線量全身被ばくをした際に最も早期に起きるのはどれか。
正解: 1

解説: 中枢神経死は数時間から数日以内に死に至る
問題: 全身に1回1,000 Gyの大量被ばくを受けた直後に生じるのはどれか。
正解: 1

解説: 1,000 Gy という超高線量では、即座に中枢神経系が破壊され、意識消失から死に至ります。
問題: 5Gyの全身被ばくの1 、2か月後に生じるのはどれか。
正解: 3

解説: 5 Gy 前後の全身被ばくでは、骨髄の造血幹細胞が死滅し、1 〜 2 ヶ月後に感染症や出血によって死に至る「骨髄死」が主な原因となります。
問題: 7 Sv の全身被ばくの数か月後に生じる有害事象はどれか。
正解: 1

解説: 7 Sv (Gy) 程度の全身被ばくを受けた場合、腸管死(数日)を免れても、数週間から数ヶ月後に造血機能不全による「骨髄死」のリスクが生じます。