1. 死の3大ステージ(ドーズ別分類)
全身に一気に大線量を浴びてしまった場合、死に至る💀
全身被ばくによる死は、浴びた線量が多い順に「中枢神経死」「腸管死」「骨髄死」の3つに分類される。
- 中枢神経死 (数十 $\sim$ 100 Gy 以上)
- 原因:脳の神経系が直接破壊される。
- 経過:直後に意識消失や痙攣が起こり、数時間 $\sim$ 数日以内に死亡。
- 腸管死 (10 $\sim$ 20 Gy 程度)
- 原因:小腸粘膜の幹細胞が全滅し、栄養や水分の吸収が不能になる。
- 経過:激しい下痢・脱水を起こし、数日 $\sim$ 10 日程度で死亡。
- 骨髄死 (2 $\sim$ 10 Gy 程度)
- 原因:造血幹細胞が死滅し、血球(白血球・血小板)が枯渇する。
- 経過:免疫不全による「感染症」や、止まらない「出血」が主因で、被ばく後数週間 $\sim$ 数ヵ月に死亡。
2. 症状が現れるまでの「経過のプロセス」 ⏳
- 初期症状(前期):被ばく直後から数時間以内に現れる吐き気、嘔吐、全身の倦怠感(放射線宿酔)。
- 潜伏期:初期症状が一旦治まり、見かけ上は無症状。浴びた線量が多いほど、潜伏期は短くなる!
- 発症期:骨髄や腸管のダメージが表面化し、本格的な症状が出る期間。
- 回復または死亡:ダメージを乗り越えて回復するか、力尽きて死に至るか。