🔌 半導体とは?
📊 比抵抗とは?
- 値が小さいほど:電気はスイスイ流れる(=導体)
- 値が大きいほど:電気はほとんど流れない(=絶縁体)。
- 半導体の立ち位置:導体と絶縁体のちょうど中間の値($10^{-4} \sim 10^2 \ \mathrm{[\Omega \cdot m]}$)
💎 真性半導体(純粋な結晶)
不純物を全く含まない、純度が高いシリコン( $ \mathrm{Si} $ )やゲルマニウム( $ \mathrm{Ge} $ )の結晶
結晶内では、電子は原子に固定されているが温度変化によって、この結晶の導電性は劇的に変化。
🌌 エネルギーバンド構造
🧪 不純物半導体(n形とp形)
🔀 pn接合とダイオードの原理
- 空乏層の形成(何もしていないとき)
- p形には「正孔(プラス)」、n形には「自由電子(マイナス)」が大量発生している。
- 2つをくっつけると正孔と自由電子が境界付近で結合して消滅。
- 「動ける電子」も「動ける穴」も、いなくなるため「空乏層(=電気を通さないガードゾーン)」となる。
- 外部から電圧をかける!
- 順方向電圧(電源のプラスをp、マイナスをnにつなぐ)
- 力の向き:電圧の力でp側から正孔、n側から自由電子が空乏層に移動
- 結果:「空乏層」を正孔と自由電子で埋め尽くし電流が流れる。
- 逆方向(電源のマイナスをp、プラスをnにつなぐ)
- 力の向き:電圧の力でp側から正孔、n側から自由電子が外側に移動
- 結果:「空乏層」から正孔と自由電子がごっそりいなくなって電流が流れない。
- 順方向電圧(電源のプラスをp、マイナスをnにつなぐ)
その他の重要な物理現象
- ホール効果:磁界の中で電流を流すと、キャリア(電子や正孔)が「ローレンツ力」という力を受け、電流の通り道から横に逸らされ、半導体の横方向に電圧が発生。
- 光導電効果:半導体に光が当たると、光のエネルギーで価電子帯の電子が叩き出され、伝導帯へと飛び移り電気抵抗が劇的に下がり、電気が流れやすくなる。
🛡️ 特殊なダイオード:特定の用途に特化したスペシャリスト
- ツェナーダイオード(定電圧ダイオード)
- 原理:逆方向の「降伏現象(ツェナー降伏)」を利用する。
- 特性:一定の降伏電圧を超えると、電圧をほぼ一定に維持したまま電流が急増する。
- 用途:電圧を一定に保つ「定電圧回路」や過電圧保護回路。
- バラクタダイオード(可変容量ダイオード)
- 原理:逆バイアス電圧によって「空乏層の幅」が変化し、静電容量(キャパシタンス)が変化する性質を利用。
- 特性:電圧を変化させることで、電気的な容量を自在に変えられる。
- 用途:無線通信機の周波数チューナー(同調回路)
- ショットキーバリアダイオード(SBD)
- 原理:pn接合ではなく、「金属と半導体」を接合する。
- 特性:pn接合よりも順方向電圧降下が小さく、少数キャリアの蓄積効果がないため、極めて高速なスイッチングが可能。
- 用途:高速なスイッチング電源や高周波回路。
🚀 トランジスタ(増幅およびスイッチング動作)
- バイポーラトランジスタ(BJT)
- エミッタ($E$)、ベース($B$)、コレクタ($C$)の3端子構造
- 構造:n形半導体、p形半導体、n形半導体をこの順で積み重ねた「3層サンドイッチ構造」
- 制御原理:微小な「ベース電流」を制御することで、巨大な「コレクタ電流」を操作する「電流駆動型」のデバイス
- 電界効果トランジスタ(FET)
- 端子構成:ソース($S$)、ゲート($G$)、ドレイン($D$)の3端子構造
- 構造:ソースとドレインは「n形半導体」で構成され、その間の基板は「p形半導体」となっている
- 制御原理:ゲートへの「入力電圧」によって、p形基板の表面に電気的な「通り道(チャネル)」を形成し、ソース・ドレイン間の電流を制御する「電圧駆動型」のデバイス
特殊半導体デバイス
- パワー半導体:大電力を操る堅牢なスイッチ
- IGBT(絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ)
- 特徴:FETの「電圧制御の容易さ・高速性」と、バイポーラトランジスタの「高耐圧・大電流耐性」を融合
- 用途:X線発生装置のインバータ回路など、高度な高速スイッチングが要求される分野での標準素子
- サイリスタ(SCR)
- 動作:ゲートへのパルス信号で大電流経路をON制御する
- 自己保持特性(ラッチング):一度ONになるとゲート信号が消えても導通を維持する。電流遮断か逆バイアス印加でのみOFFとなる
- 用途:交流電源の位相制御、大容量モータの始動、大電力の遮断
- IGBT(絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ)
- 光電変換素子:光と電気のエネルギー変換
- 発光ダイオード(LED)
- 原理:電子と正孔が再結合する際、放出されるエネルギーを「光」として取り出す
- 用途:インジケーター、光源、光通信用の発光デバイス
- ホトダイオード
- 原理:光の照射でpn接合に電子と正孔を励起させ、光強度に応じた「光電流」を取り出す
- 用途:光検出器、自動露出計、X線検出器の受光部
- 発光ダイオード(LED)