🫁 気道と肺の解剖学
- 上気道と下気道:鼻腔から喉頭までを「上気道」、気管から肺胞までを「下気道」と呼ぶ
- 気管の構造:気管は全周性ではなく、U字型の軟骨に覆われている(後ろ側は軟骨がない!)
- 気管支の分岐:気管支から、細気管支 → 終末細気管支 → 呼吸細気管支 → 肺胞へと分岐し、最も末梢に位置する肺胞でガス交換が行われる
右主気管支は左に比べて垂直に近い走行をとる(太く、短く、垂直に近い)そのため、誤嚥した異物が右肺に入り込みやすい。
- 肺の区分
- 右肺は3葉(上・中・下葉)、左肺は2葉(上・下葉)で構成される。左肺には右の中葉に相当する「舌区気管支」が存在する
- さらに細かく肺区域(S1〜S10)に分かれるが、左肺には原則としてS7(内側底区)が存在しない
- 血管系
- 機能血管:ガス交換のための血管(肺動脈・肺静脈)
- 栄養血管:肺組織自体を栄養する血管は気管支動脈である
🌬️ 呼吸のメカニズムと指標
- ガス交換:肺胞内の空気と毛細血管内の血液との間で、拡散(濃度差による移動)によって行われる
- 換気:肺胞と血液で行われる「外呼吸」と、血液と組織の細胞間で行われる「内呼吸」がある
- 呼吸筋:吸気(吸う)の主役は横隔膜(腹式呼吸)と外肋間筋。呼気(吐く)は横隔膜の弛緩や内肋間筋の収縮によって行われる
- 1回換気量:平常時の1回の呼吸で出入りする空気の量(約500mL)
- 死腔(しくう):気道内にある、ガス交換に関与しない空気(約150mL)
- 1秒率(FEV1.0%):気道の通りやすさや閉塞性肺疾患の指標となる