🫀 疾患の大きな分類(血流のルール)
- 非チアノーゼ群(左 ➡ 右シャント):
圧力の高い左心系から右心系(肺側)へ血液が漏れるグループ。肺へ流れる血液量(肺血流量)が増加する。
代表例:心室中隔欠損症(VSD)、心房中隔欠損症(ASD)、動脈管開存症(PDA)。 - チアノーゼ群(右 ➡ 左シャント):
右心系の静脈血が左心系(全身側)に直接流れ込むグループ。血中酸素が不足し、皮膚が青紫色になる「チアノーゼ」が出生早期から現れる。
代表例:ファロー四徴症(TOF)。
🚨 主要な先天性心疾患
- 心室中隔欠損症(VSD):左右の心室を仕切る壁に穴がある疾患。先天性心疾患の中で最も頻度が高い。
- 心房中隔欠損症(ASD):左右の心房を仕切る壁に穴がある疾患。
- 動脈管開存症(PDA):胎生期の血管「ボタロー管」が出生後も閉じずに残る疾患。大動脈から肺動脈へ血液が流入する。
- ファロー四徴症(TOF)
チアノーゼを呈する代表疾患。以下の4つの特徴(四徴)を併せ持つ。- 心室中隔欠損
- 肺動脈狭窄
- 大動脈騎乗(大動脈が左右の心室をまたぐ)
- 右心室肥大
胸部X線写真では、肺動脈幹の陥没と右心室肥大により、心影が「木靴型(もくぐつがた)」を呈するのが最大の特徴。