泌尿器系は、血液中の老廃物をろ過して尿を生成し、体外へ排出するための重要な浄化システム!
腎臓(左右1対)、尿管(左右1対)、膀胱、尿道の4つの器官で構成。
腎臓(尿を作る超精密工場) 🏭
- 左右差: 右側には大きな肝臓があるため、右腎は左腎よりも1〜2cm(1/2〜1椎体分)低い位置!
- 大きさ: 握りこぶし大。重さは片方で約130〜150g程度。
- 腎門: 腎臓の内側のくぼみ。ここから腎動脈・腎静脈・尿管が出入り。
腎臓を断面で見ると、外側の皮質と内側の髄質に分かれる。
ネフロン(腎単位)は腎臓の構造と機能の最小単位!1個の腎臓に約100万個存在。
- 腎小体(マルピーギ小体): 皮質に存在。毛細血管の塊である「糸球体」を「ボーマン嚢」が包んだ構造。ここで血液をろ過して「原尿」を作成。
- 尿細管: ボーマン嚢から始まる細い管。近位尿細管、ヘンレループ(ヘンレの罠)、遠位尿細管の順に続き、最終的に集合管へと合流。
尿の通り道(排泄路) 🛣️
生成された尿が体外へ出るまでのルートを順番に確認!
腎杯 → 腎盂(じんう) → 尿管 → 膀胱 → 尿道
腎盂尿管移行部、総腸骨動脈交叉部、膀胱壁貫通部の3箇所は生理的狭窄部。結石の好発部位!
膀胱と尿道(貯留と排出) 🚽
- 膀胱(ぼうこう)
尿を一時的に溜めておく筋肉性の袋。容量は約500〜600mL。恥骨結合のすぐ後ろに位置。女性では子宮の前方、男性では直腸の前方に配置。 - 尿道(にょうどう)
男女で構造が大きく異なるポイント!- 女性: 長さ約4cmと短く直線的。細菌が膀胱に侵入しやすく、尿路感染症(膀胱炎など)のリスクが高い特徴!
- 男性: 長さ約16〜20cmと長い。S字状にカーブし、途中で前立腺を貫通。
腎臓のマルチな働き(機能) 🚀
- 尿の生成: ろ過・再吸収・分泌のプロセス。1日の糸球体ろ過量(GFR)は約150L!その99%は尿細管で再吸収。
- 血圧の調節: レニンを分泌して血圧を上昇。
- 赤血球の産生促進: エリスロポエチンを分泌し、骨髄での造血を指令。
- 恒常性の維持: 体内の水分量、電解質(Na、Kなど)、酸塩基平衡(pH)を調節。
再吸収の王様:ブドウ糖 🍬
- 原尿中のブドウ糖は、健康なら近位尿細管で100%再吸収!
- 尿に糖が出るのは、再吸収の限界を超えた場合(糖尿病など)。