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肝・胆 (過去19年/8問出題)

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🛡️ 肝・胆 のまとめ ▼

肝臓・胆嚢の解剖と機能 💡

  • 外科的区分:カントリー線(中肝静脈に併走)で左右に分ける
  • 肝臓の機能:グリコーゲンの貯蔵、血液凝固因子の合成
  • 血管支配:門脈が血流の約70〜80%を占める
  • 胆嚢の検査:胆嚢を膨らませるため、検査前は絶食が必須

頻出疾患のポイント 💡

  • 肝硬変の原因:日本ではC型肝炎が最多
  • 肝細胞癌の背景:肝硬変患者での発症が非常に多い
  • 総胆管結石の画像所見:両葉の肝内胆管拡張をきたす

※以下の国家試験問題・選択肢は学習支援を目的として引用しています。問題文および選択肢の著作権は厚生労働省に帰属します。解説・補足・分野分類・関連知識の整理は当サイトが独自に作成しています。

63PM6 【基礎医学大要】
肝の外科的左葉と外科的右葉との境界に位置するのどれか。
1.左肝静脈
2.中肝静脈
3.右肝静脈
4.門脈左枝
5.肝鎌状間膜
正解:2
肝臓の外科的境界はカントリー線(下大静脈と胆嚢窩を結ぶ線)
中肝静脈にほぼ併走
75AM58 【基礎医学大要】
肝臓の機能で正しいのはどれか。
1.脂肪の吸収
2.胆汁の貯蔵
3.蛋白質の分解
4.インスリンの分泌
5.グリコーゲンの貯蔵
正解:5
肝臓の主要な生理機能
糖代謝: グルコース(ブドウ糖)をグリコーゲンとして貯蔵し、必要に応じて血中に放出することで血糖値を一定に保つ。
蛋白合成: 血漿成分であるアルブミンや、フィブリノゲン・プロトロンビンなどの血液凝固因子を合成
解毒作用: タンパク質代謝で生じる有害なアンモニアを、オルニチン回路によって無害な尿素に変える
胆汁産生: 脂肪の消化を助ける胆汁を産生
73AM61 【基礎医学大要】
肝臓で産生されるのはどれか。
1.ペプシン
2.血液凝固因子
3.成長ホルモン
4.アルドステロン
5.免疫グロブリン
正解:2
肝臓はプロトロンビンやフィブリノゲンなど、血液を固めるために必要なタンパク質の多く(ビタミン K 依存性因子など)を合成
1. ペプシンは胃、3. 成長ホルモンは下垂体、4. アルドステロンは副腎皮質
64PM19 【基礎医学大要】
我が国の肝硬変の原因で最も多いのはどれか。
1.A型肝炎
2.B型肝炎
3.C型肝炎
4.薬剤性肝炎
5.アルコール性肝炎
正解:3
日本の肝硬変・肝癌の原因として、歴史的に C 型肝炎ウイルスの持続感染が最も大きな割合を占めてきました。近年は抗ウイルス薬の進歩により減少傾向にあり、アルコールや NASH が相対的に増えています。
60PM20 【基礎医学大要】
肝細胞癌と関係が深いのはどれか。
1.脂肪肝
2.肝硬変
3.胆管結石
4.A型肝炎
5.肝実質石灰化
正解:2
日本における肝細胞癌の約 8 割以上が、B 型や C 型肝炎ウイルスによる肝硬変を背景として発生します。肝硬変患者は HCC の超高危険群として定期的なスクリーニングが必要です。
78PM49 【基礎医学大要】
肝硬変の合併症で誤っているのはどれか。
1.黄 疸
2.腹 水
3.血小板増多
4.食道静脈瘤
5.高アンモニア血症
正解:3
肝硬変によって肝臓が硬くなると、門脈の圧力が上がり、血液が脾臓(ひぞう)に溜まって脾臓が腫れます(脾腫)。腫れた脾臓は血小板を過剰に取り込んで破壊してしまうため、血液中の血小板数が少なくなります。
74AM60 【基礎医学大要】
肝細胞癌で正しいのはどれか。
1.早期から黄疸が出現する。
2.肝硬変患者での発症が多い。
3.特異性の高い腫瘍マーカーはCEAである。
4.早期からリンパ節転移をきたすことが多い。
5.我が国ではB型肝炎ウイルスに起因するものが多い。
正解:2
慢性肝炎から肝硬変へと進行した状態が、癌発生の母地となることが非常に多い!
特異的なマーカーは AFP や PIVKA-II
C型肝炎起因が最多!
67PM61 【基礎医学大要】
両葉の肝内胆管拡張を生じやすいのはどれか。
1.肝嚢胞
2.膵尾部癌
3.総胆管結石
4.十二指腸潰瘍
5.胆嚢腺筋腫症
正解:3
総胆管結石が下流の詰まり、上流の肝内胆管が左右とも一様に太くなります。エコーや CT での重要な診断所見です。