🦴 骨の主な機能
- 支持:体の支柱となり、姿勢を維持する。
- 保護:重要な臓器を保護(脳➡頭蓋骨、心肺➡胸郭、骨盤内臓器➡骨盤)。
- 運動:筋肉の付着点となり、関節を支点としたレバーとして働く。
- 貯蔵:体内のカルシウム(約99%以上)やリンを蓄え、血中濃度を一定に保つ。
- 造血:骨髄で血液細胞を産生する。
🔬 骨の微細構造
- 骨膜(Periosteum):骨の表面を覆う膜。知覚神経や血管が豊富で、骨の太さの成長や修復を担う。
- 骨髄(Bone Marrow):骨の内部の空間。
- 赤色骨髄:造血機能がある。幼小児期は全身にあるが、成人は体幹(椎体、胸骨、腸骨など)に限られる。
- 黄色骨髄:脂肪組織に置き換わったもの。造血機能はない。
📈 成長と骨年齢評価
- 長軸方向への成長:長管骨の端にある骨端軟骨で行われる。成人に達すると骨化して消失(骨端線となる)するため、それ以上の伸長は止まる。
- 骨年齢(Bone Age):小児の成長評価に用いられる。一般に手根骨の骨化過程をX線写真で確認して評価する。
🧩 骨の分類(形状による分類)
- 長管骨(長骨):上腕骨、大腿骨、脛骨、骨など。
- 短骨:手根骨、足根骨。
- 扁平骨:腸骨、肩甲骨、胸骨、頭頂骨など。
- 含気骨:内部に空洞(副鼻腔など)を持つ。上顎骨、前頭骨、蝶形骨、篩骨、側頭骨。
- 種子骨:腱の中に形成される。膝蓋骨が最大!
⚖️ カルシウム代謝の調節
- カルシトニン(甲状腺):血中Ca濃度を下げる(骨への沈着を促進)。
- パラトルモン(副甲状腺):血中Ca濃度を上げる(骨吸収を促進)。
- 活性型ビタミンD:腸管からのカルシウム吸収を助ける。